学校や職場、サークルなどのイベントでメッセージやチーム名・メンバー名入りのタオルを作る機会は度々ありますよね。見るたびに当時の思い出がよみがえるオリジナルタオルは、どうせなら長く手元に残しておきたいし、仕上がりもきれいなものを作りたいと考える人も多いでしょう。そこで、イベント用タオルに最も適しているとオススメの「昇華プリント」について詳しくご紹介いたします。
まず「昇華プリント」とは?従来の加工との違い
昇華プリントとは、高温の転写機で専用のインクを気化させて白のポリエステル生地に染色するプリント方法です。一旦転写紙に指定したデザインをプリントした後、転写紙と生地を転写機に通すという手法ですので、パソコンなどで制作したデザインをそのままに生地に写し取ることができます。気化した専用のインクは繊維の奥まで染めることができるため、生地の風合いはそのままに洗濯をしても色落ちしにくい仕上がりになります。比較的細かいデザインや色使いでも対応できるため、高級感のある仕上がりも魅力です。
従来のプリント加工では、あらかじめ作成しておいたマークを生地に圧着させることでオリジナルのタオルを作っていましたが、こちらは繊細なデザインや色遣いを苦手としていたため、デザイン面での制限がありますし、仕上がったものを見ても違和感は拭いきれません。マークを圧着させた部分は風通しも悪くなり、ごわつきを感じる着心地です。また、タオル生地とは異なる素材を張り付けた状態ですので耐久性にも難があり、何度も着用しているとマーク部分にひびが入ったり欠けたりすることもある他、洗濯を繰り返せば剥がれることもあります。
イベント用タオルにおける、昇華プリント最大のメリット
昇華プリントはデザイン性が高く、イベントなどで使うオリジナルタオルを作る際におすすめの技術です。イベントといっても色々な種類があり、デザインも多様異性に富んだものになりやすいですが、従来のプリント加工と比べてデザインの細かさやグラデーションなどの多様な色使いもそのままに再現できますので、満足度の高い仕上がりになります。気化したインクで生地を染める手法のため、仕上がりは生地の織り目もはっきり見えますが、にじみやつぶれ等は出にくくなり、高級感のある見た目です。
また、白生地を染めるため、タオル全体にデザインできることも魅力の一つです。マークする部分以外にお気に入りの模様をつけることも可能ですし、例えばロゴマークとメッセージ部分を別の色にするなど、一部異なる色を組み合わせることもできます。
そして何より『耐久性の高さ』が最大のメリットです。そもそもマーキング部分は染めているため、剥がれたりひびが入ったりすることはなく、しなやかな着心地です。さらに、昇華プリント専用インクは耐擦過性や耐水性があり、頻繁な使用や洗濯で劣化する心配もありません。実際にプロのサッカーチームのユニフォームなどでも採用されているほどであり、思い出の品として保管するのにも向いています。イベントに関わったメンバーの名前や思い出深いメッセージなどがいつまでも色あせることなく、綺麗な状態で残しておけるでしょう。
昇華プリントタオルの作り方
仕上がりが既製品のように美しい昇華プリントのオリジナルタオルですが、実際に作成を依頼する際の手続きは非常にシンプルです。たとえばこちらのタイプのオリジナルタオルであれば、タオルのサイズ、枚数などを選び、オーダーシートにデザインを記入してファックスするか、写真を撮ってメールで送ります。オーダーシートを受け取った後、必要に応じてデザイナーがデータを作成してメールで送ってきますので、内容を確認・修正してからデザインを決めていきます。デザインが決まったら、見積もりを見た上で納得できれば入金して手続き完了です。あとは工場でプリント・縫製を行った後、完成品が指定の住所に配達されます。
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高いコストパフォーマンスの「昇華プリント」
昇華プリントのタオルは仕上がりやその後の耐久性が非常に優れており、手にした人の満足度も非常に高いです。デザインの自由度が高い割に手頃な金額で作成できますので、印象に残るようなオリジナルタオルを作ってみたいという場合には利用してみてはいかがでしょうか。