eスポーツは、一般に販売されているさまざまなゲームを一つの競技に発展させた新たなスポーツの分野です。時代と共に業界も発展を続けており、各チームごとに用意されている専用のチームウェアは盛り上がりの象徴ともいえます。では、なぜeスポーツにおいてチームウェアを着ているチームが増えているのでしょうか。ここでは、チームウェアを用意するチームが増える理由や、その作り方について解説していきます。
チームウェアとは?
チームウェアとは、チームごとのイメージやコンセプトを意識して作られたユニフォームのことです。eスポーツの場合、大会に出場するプロゲーマーの多くが、チームウェアを着用した上で競技に参加しています。特にチーム戦が基本となるゲームでは、チーム全員が共通のウェアを着ているシーンがよく見られます。
チームウェアといってもデザインはさまざまで、チームのロゴを重視したシンプルなウェアもあれば、スポンサー企業のロゴが多く印刷されている宣伝向けのウェアもあります。
チーム専用のウェアを用意するチームが増えている理由
eスポーツは基本的にゲームをするだけですから、サッカーや野球と違って選手を区別するためにウェアを統一する必要はありません。現に、小規模なeスポーツの大会に個人で参加するゲーマーの多くは、チームウェアではなく私服で参加しています。一見不必要にも思えるチームウェアですが、各チームがそれぞれウェアを用意するのにはさまざまな理由があります。
チームの士気が高まる
チームウェアを用意する理由として大きいのが、「チームの士気が高まるから」というものです。これはeスポーツに限らずスポーツ全般に言えることですが、活動する上ではチームの協調性が重要になります。仲間と協力すればハードな練習に耐えられたり、大会でフルにパフォーマンスを発揮できたりすることが多いです。
また、ウェアを着ることでプロの世界へ意識を切り替えられるという方も少なくありません。各々がバラバラの私服を着ていては、チームとしての協調性が生まれないだけでなく、緊張感も薄れてしまうでしょう。そのため、eスポーツにおいてはチームウェアが非常に重要な役割を果たしているというわけです。
ファンに認知してもらいやすい
プロゲーマーとして活躍するためには、ファンを増やすことも大切になります。ファンが増えれば、大会出場だけでなく、企業のプロモーションに参加できたり、ゲームイベントのゲストに呼ばれたりと活躍の幅も広がるでしょう。ファンを増やすためには、まずチームの認知度を上げていかなくてはなりません。オリジナルのチームウェアを用意すれば、それがチームにとっての看板代わりになります。
例えば、「黒色といえばあのチーム」、「この動物といえばあのチームのロゴだよね」といったように、チームのイメージを認知してもらえます。顔や選手の個性だけでは認知度を上げるのは難しいため、チームウェアで認知度を広めるところが多いというわけです。
選手に適した素材の衣服を用意できる
eスポーツは手先のコントロール精度や状況把握力が重要とされますが、一方で着ている服によっても選手のパフォーマンスは左右されます。プロゲーマーにとっては、競技中に着る服の繊維や材質も大切です。専用ウェアは基本的にオーダーメイドで作ることが多いので、選手に合わせた繊維・材質のウェアを用意できます。
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チームウェアの作り方
ウェアのオーダーメイドを依頼する
一般的な作り方ともいえるのが、オーダーメイドでチームウェアを製作する方法です。eスポーツ用ユニフォームの製作は知名度に関係なく依頼できるので、あまり有名でないチームでも依頼することができます。しかし、メーカーによっては出来栄えが良くなかったり、納期が遅かったりとトラブルが起こることも少なくありません。そのため、メーカー選びは特に注意する必要があります。
スポンサー企業とのタイアップ
著名なeスポーツチームの場合、スポンサー企業からの協力でチームウェアを製作していることもあります。この場合、チームのロゴやイメージデザインだけでなく、関連企業のロゴが多数デザインされるなど、宣伝を意識したデザインになっていることが多いです。
この方法で製作するメリットは、スポンサーの協力を得られる分、製作に関するコストや手間を軽減できるというところでしょう。一方、スポンサー企業のロゴが入るため、多少デザインの幅が狭くなってしまうといったデメリットもあります。
専用ウェアでチームの士気を高めよう!
チームウェアには、チームの士気を高めたり、ファンの知名度を上げられたりとさまざまなメリットがあります。eスポーツのオリジナルグッズを作るなら、優先して製作すべきものだといえます。作り方は色々な方法がありますが、中小規模のチームはオーダーメイドのウェアを依頼する方法がおすすめ。